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Yoko's 人生=旅 on this Blue Planet
高速回転中の青い惑星地球、負けじと走り回る一人の記録。
キムタク『検察側の罪人』の安倍政権風刺がキレキレ! 山口敬之事件や安倍昭恵、日本会議を想起させる描写も 2018.9.5. (Li-Tera)
キムタク『検察側の罪人』の安倍政権風刺がキレキレ! 山口敬之事件や安倍昭恵、日本会議を想起させる描写も 2018.9.5. (Li-Tera)


「高島グループの資金は戦争国家に戻す

ために使われている!」


原田眞人監督:「今の日本が危険な状況下にある以上、現代社会を反映させた要素を僕はどんどん打ち出していきたい」

「例えば、アドルフ・アイヒマンを描いた映画はドイツで毎年のように作られ続けています。でも日本でいま、そういう映画はない。けれども、どこかで語られ続けなければいけない」

  木村拓哉二宮和也の共演で話題の映画『検察側の罪人』。木村、二宮のみならず、松重豊、大倉孝二、酒向芳など演技派の俳優たちによる演技バトルが話題を呼び、興行通信社による初週の全国週末興行成績(8月25日、26日)は、動員31万8000人、興収4億1600万円で1位、2週目も連続1位とヒットしている。

『検察側の罪人』は、東京地検刑事部に所属する最上毅(木村拓哉)と沖野啓一郎(二宮和也)を中心とした物語。二人は蒲田で発生した老夫婦惨殺事件の担当となるのだが、彼らにとっては日常的に起きる事件のひとつに過ぎなかったその案件は、捜査線上に松倉重生(酒向芳)が浮上したことから急展開する。

 松倉は23年前に起きた荒川女子高生殺害事件で容疑者の可能性が高いと目された人物だったが、証拠不十分のため逮捕にまではいたらず、女子高生殺害事件は時効となっている。事件当時、被害者と親しい間柄だったこともあり荒川の事件に特別な思いを抱いている最上は、蒲田の事件を通じてなんとしても松倉を罰したいと考え、証拠の捏造や隠蔽にまで手を染めるなどだんだんと暴走していく。



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テーマ:気になる映画 - ジャンル:映画

"The Wife," ビョルン・ラング監督、脚本ジェイン・アンダーソン、原作メグ・ウォリッツァー、グレン・クロース、ジョナサン・プライス、クリスティアン・スレイター、アニー・スターク、マックス・アイロンズ主演
この所、映画館で見逃した映画を飛行機で移動中に見る事が多かったのだが、昨日の水曜日にやっと映画館でメグ・ウォリッツァーの2003年の小説、"The Wife"を原作とする同題でビョルン・ラングが監督した「ソニー・ピクチャーズ」の "The Wife" を観てきた。100分と長めの作品だが、時間を感じさせない出来だった。

(2:25) Official Trailer, Sony Pictures


監督ビョルン・ラング
脚本ジェイン・アンダーソン、
原作メグ・ウォリッツァー
妻ジョアン・キャッスルマン(グレン・クロース)、
夫ジョー・キャッスルマン(ジョナサン・プライス)、
自伝作家ナサニエル・ボーン(クリスティアン・スレイター)、
若い時代の妻役:アニー・スターク、
若い時代の夫役:
息子デイヴィッド・キャッスルマン(マックス・アイロンズ)

主人公二人、ジョーとジョアン・キャッスルマン夫妻の物語は1950年代の東部の名門女子校スミス・カレッジの文学部で始まる:この私立女子大学はソフィア・スミスと云うニュー・イングランドに住む一人の女性の寄付から始まった学校で、創立は1871年。ニュー・イングランドは典型的な WASPs (White Anglo-Saxon Protestants) アングロ-サクソン系白人プロテスタント教徒の住む地域で、多くは17世紀に宗教的迫害を逃れて新大陸に到着したイギリスにゆかりの家系の人々だ。

1950年代はまだフェミニズム運動が始まる前で、女性はまだ男性に傅くのが理想とされた時代だった。(1954〜1960年にかけて放映されたアメリカのTVシリーズ、ニュー・イングランド"Father Knows Best"や "I Love Lucy" や "Leave It Beaver" などの世界だ。)文学部で教鞭をとっていたのは社会的にはワスプ系の人々からは下に見られていたユダヤ系のジョー・キャッスルマンだった。


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テーマ:鑑賞記録 - ジャンル:映画

"The Shape of Water" 監督:ギリイェルモ・デル・トーロ、脚本:デル・トーロ & ヴァネッサ・テイラー、主演:サリー・ホーキンス、オクタヴィア・スペンサー、ダグ・ジョーンズ
今年のアカデミー賞で作品賞と監督賞を勝ち取った "The Shape of Water" 。
受賞スピーチで、ギリイェルモ監督が「僕のようなメキシコからの移民がこのような賞を受けられるなんて。。。」と喜びを表していたが、特に印象的だったのは彼の「移民」に対しての気持ちだった。

性的にも社会的にも人種的にも、自分とは似ても似つかない人々や「魚類人」に対しても、気持ちの共有ができるような物語を伝える能力映画の魅力だと語り、「我々の業界がしているのは、している最高のことは、砂に描かれた線を消すことだ。世界が線を深く刻めと言っている時に、消し続けるべきだ」と。「ファンタジーを利用して、今日世界で現実である物事を語ることを夢見ている人なら誰でもできる。これがドアだ。蹴り破って中に入って来い」と受賞スピーチを締めくくった。

物語の背景は、先日紹介した "Suburbicon" ジョージ・クルーニー監督、マット・デイモン、ジュリアン・ムーア主演 2017年製作(パラマウント)とほぼ同じ1962年頃: 「パパは何でも知っている | "Father Knows Best"」のTVシリーズの中では「父権」が甘い衣を着せられているが一番強く出されていた。

"The Shape of Water" の中では「怖い|強い こわい」父権が表に出てくる、それも冷戦時代の秘密にまみれた軍の研究施設を中心にして。

登場人物は力|暴力で全てを組み伏せる施設現場の責任者、マイケル・シャノン演じるリチャード・ストリックランド、施設の清掃係でろうあ者の女性、サリー・ホーキンス演じるイライザ・エスポズィート、イライザの仲の良いアフリカ系の同僚、オクタヴィア・スペンサー演じるゼルダ・ディライア・フラー、イライザの住む映画館の上階にあるアパートの隠れゲイの隣人、リチャード・ジェンキンス演じる商業イラストレーターのガイルズ、研究者でロシアのスパイであるマイケル・スタールバーグ演じるロバート・ホフステットラー a.k.a. ディミトリー・モセンコフ、そして物語の中心にいる南米で捕獲されたと云う設定のダグ・ジョーンズ演じる両棲ヒューマノイド。

物語の中心にいるイライザも彼女を支える同僚のゼルダも隠れゲイのガイルズも、名前の無い両棲動物人も完全な弱者だ。研究所で流血を見たイライザが何事かと興味を持ち、血の源が鎖に繋がれた両棲動物人|両棲ヒューマノイドであることを突き止める。流血の原因は、家族と共にいても口を開く様子もないストリックランドだ。サディスティックで、無用の暴力を両棲ヒューマノイドに対して振るい続ける。

話し言葉を持たないイライザと両棲ヒューマノイドだが、イライザは警備の隙を縫ってヒューマノイドに近づき、手話を使って意思の疎通を図る。ここまでは一見「美女と野獣」の世界だ。

オフィシャル予告編:THE SHAPE OF WATER | Final Trailer | FOX Searchlight


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テーマ:最近観た映画 - ジャンル:映画

"Suburbicon" ジョージ・クルーニー監督、マット・デイモン、ジュリアン・ムーア主演 2017年製作(パラマウント)
アメリカの1950年代中盤〜60年代は、第二次世界大戦 (1939~1945) と朝鮮戦争 (1950~1953) が終わった後の高揚感に包まれ、経済も発展し新興住宅地が雨後の筍のように建設された時代でもあった。この時代を知る人たちも少なくなっているが、話を聞くと「いい時代だった」と云う人が多い。

第一次世界大戦 (1914-1918) には連合軍の一員としてアメリカも日本も参戦していたが、アメリカが中心となって戦った戦争ではなかった。第二次世界大戦では、アメリカはドイツ、イタリア、日本、アルバニア,ブルガリア,フィンランド,ハンガリーなどの枢軸国を打倒するための連合軍を率いる力を持ち、「国」、「アメリカ国民」としての統一感|意識を固める機会を得たとも言える。

「サバービコン」の時代設定は1959年。 「パパは何でも知っている|"Father Knows Best" 」と云うTV番組 (1954~1960) の時代だ。絵に描いたような「理想的」父親像、母親像が流されたが、2017年製作の「サバービコン」も同じような環境設定で始まる。

「サバービコン」のジャンル設定はブラック・コメディだそうだ。

オフィシャル予告編>> Suburbicon (2017) - Official Trailer - Paramount Pictures

マット・デイモン演じる父親、ガードナー・ロッジは一つも荒れたところが無い白人だけが住む新興住宅地に、ノーア・ジュープ演じる息子ニックと自動車事故で半身不随になった妻ローズと住んでいる。ローズには双子の妹マーガレットがいて、ジュリアン・ムーアが演じている。

隣の家に初のアフリカ系アメリカ人家族が引っ越してくる辺りから、平和で穏便に見えた住宅地が大きく歪んでいく。
ニックが隣に越してきた家族の子供、アンディとキャッチボールをして遊んだ夜、ロッジの家に二人の侵入者が押し入り、ローズが殺害される。そっくりのマーガレットが入れ替わり、母親代わりを務めるように見える。

同時進行で、隣のアフリカ系家族は終日好奇の目に晒されるようになり、食料買出しに出かけたアンディの母親メイヤーズ夫人は牛乳1本が20ドルだと法外な値段を突きつけられる。嫌がらせはエスカレートし、昼夜を問わず、メイヤーズ家の周辺の家々との境に建設された高い塀の周り、家の前に近隣の白人たちが集まり大声で叫び、追い出そうとする。

物語の筋書きは後半になるまではっきりしないのだが、メイヤーズ家の車を焼き、窓を割り、KKKを想起させる南部連合軍の旗を窓辺に置く暴徒の姿がスクリーンいっぱいに描かれると同時に、完璧に見えた隣の白人家族ロッジ家は、燐家同様、暴力の最終局面に晒される。

物語の筋はこれくらいでお終いにしておいた方が良いと思うのでここまで:こういう事件が起きる背景を知っていると言わんとしていることも分かりやすいと思うけれど、楽しんで見られる「ブラック・コメディ」で無いことは確かだ。

後味は悪い。そしてこの映画の中で描かれたアメリカ社会の底を流れる問題は、今も「健在」であると云う事実がある。それは現在のアメリカ政治を見ていても明らか。そういう側面を見るためには興味深い映画であると思う。


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"The Secret Scripture" 2017 ルーニィ・マラ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ主演 ジム・シェリダン監督 
THE SECRET SCRIPTURE Official Trailer (2017) Rooney Mara, Theo James, Drama Movie HD

(2:04) by Cleon Movies:


ルーニー・マーラと云う女優さんは不思議な女優さんだ:身長は約160cmと小柄だが、存在感が大きく、またまるでカメレオンのように変化する。彼女を最初に見かけたのは2011年で、"The Girl with the Dragon Tattoo" と云うダニエル・クレイグとの共演映画だった。

今日紹介する映画はアメリカの劇場で10月に限定封切りになるそうだが、監督はジム・シェリダン、カメラマンはミカイル・クリッチマン。

"The Secret Scripture" の主演は、一人の人物、ローズ、の若い時代を演じるルーニー・マーラと年配になってからの時代を演じるヴァネッサ・レッドグレーヴ

ローズが収容されているカトリック教会のスライゴウ (Sligo) の教区に招聘される医師、スティーヴン・グリーン役はエリック・バナ、教区の若い神父でローズに魅了されてしまうゴーント役は、イギリスの俳優テオ・ジェイムズ。

ローズの夫になる英空軍のパイロット、マイケル・マックナルティ役は、ジャック・レイナー。(アイルランド系アメリカ人俳優)

映画は2008年に出版されたアイルランドの作家、セバスチャン・バリー (Sebastian Barry) の同名の小説をベースにしている。バリーの物語は、<母親とスライゴウを車で通過中、古い小屋を指差しながら、家族が精神病院に入れた僕の大叔父の最初の奥さんが住んでいたところだと云う話から誕生した。それ以上のことは知らなかったようだが、ただその女の人は美しかったと言った。一度、祖父が彼女はダメな女だと云うのを耳にしたことがある。
それと彼女の美しさの噂だけが残った。名無しで、人生もなく、未知。 小説家として彼女に命を吹き込み、創造し直すことに義務感を感じた>
と話している。


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