Yoko's 人生=旅 on this Blue Planet
高速回転中の青い惑星地球、負けじと走り回る一人の記録。
ハリー・ポッター完結編, "Harry Potter and the Deathly Hallows" (2007)
映画の感想を書いてから既に1ヶ月が経ち、長旅も一段落。旅行中ハリー・ポッターの最新作は携えて出かけたものの、朝から日没まで外に出ずっぱりで読書の時間は皆無。何とか時間を見つけて読み終えましたが、やはり「自分を信じる事」、「自分の直感を信じる事」そして「過去の出来事に囚われない事」が伝えられているかな、と。。。
   過去に囚われていては現在を十分に生きる事が出来ない、注意散漫になりますから。未来を夢見て、現在を生きなければ明日の準備ができず、夢は夢で終わってしまう。

   さらに「個人」と「全体」の問題が、提議されています。
   人生の目標を考える際に、「自分」の目標の中に「全体の善」が含まれているか。
自分だけ良ければ、という狭い目標か、それとも自分と一緒に全体も、という幅広い目標になっているか。「全体」を狭い範囲で捉えると、虐殺戦争になってしまうという危険が見えますが、もっと広く捉えれば、今は戦争をしている場合ではない、と想い至るはずと。。。

   ポッターの最新作、そして完結編は主人公たちが17歳:昔のイギリスの法律では10歳で子供は大人と同じ法的責任があるとみなされましたから、17歳は十分大人と考えられますが、完結編での「子供たち」の活躍はこれまでよりも複雑で深みがあり、なかなか楽しめました。そして周りの大人たちが自分たちの過ちや欠陥を子供の前で素直に認め、年齢に関係なく正そうとする姿勢がすばらしかったですね。

   完結編ではいつも愛想の無いスネイプの真の姿が披露されますが、これが魅力的でした。蛇のような顔になってしまったヴォルダモート、トム・リドル役のラルフ・ファインズが完結編ではさらに怖くなりそうです:ラルフ・ファインズは古典的な悲劇的恋愛の役所が多く、ヴォルダモートの役所はいつもとは遠く離れた演技のように見えますが、周囲を省みない悲劇的恋愛に必要な情緒的「自己溺愛」「自己陶酔」の資質は、「独裁者」の持つ資質と同質で。。。そう考えると、ぞっとします。ラルフ・ファインズでないと、あのヴォルダモートの雰囲気は出せない、まさに適役と変に納得します。

   人間は確かに年を重ねる毎に筋肉も衰え、脳みそも色々な障害に遭遇するようになりますが、進歩の速度は衰えるにしろ、何歳になっても改革、進歩は可能である,ということでしょうか、当人の心がけ次第で。
   皆が人生を諦めずにそれぞれの場で精一杯生きるようになったら、今の環境問題も大分改善されるのでは、と期待できます。
   次に学校に行く時は、ぜひホグワーツのような学校に。。。と願うのは私ばかりではないでしょうね!

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テーマ:ハリー・ポッター - ジャンル:小説・文学