Yoko's 人生=旅 on this Blue Planet
高速回転中の青い惑星地球、負けじと走り回る一人の記録。
なぜベルリンは断固「民泊」禁止に踏み切ったか〜川口マーン惠美 2016.7.15.(週刊現代ー「シュトゥットガルト通信」)
なぜベルリンは断固「民泊」禁止に踏み切ったか〜川口マーン惠美 2016.7.15.(週刊現代ー「シュトゥットガルト通信」)


全面解禁に向かう日本に"民泊先進国"は

警鐘を鳴らしている。
フランスでは、

1日に1件の割合で、ホテルが廃業か倒産に


■ 違反したら罰金1300万円!

日本政府は民泊を全面解禁にするつもりで、5月13日、その原案をまとめた。これが順調に進むと見越して、民泊業に参入しようと思う投資家が都内のマンションを確保する動きはすでにかなり前から始まっており、不動産の高騰が続いている。

東京では、民泊に利用できるような小さなマンションを、ろくに見学もせずに買い集めている外国の業者もいるという。

一方、同じ5月の1日より、ベルリンでは、「民泊」を禁止する法律が100%有効になった。同法律は2014年に可決されたのち、家主に考慮して2年間の猶予が設けられていたが、ようやく全面的に施行されたのである。

以後、この法律に違反して部屋を貸しているのが見つかると、最高10万ユーロ(1300万円)の罰金となる。この高額の罰金に、ベルリン市の必死さが感じられる。

ベルリン市が「民泊」を禁止したのには深刻な理由がある。

手頃な値段で借りられるアパートがあまりにも少なくなり、当然のことながら、家賃の高騰という問題が、すでに何十年も続いている。うちの長女が学生の頃ベルリンに住んでいたので、そのひどさは私も肌身に感じて知っている。当然、ホテルも高く、お金のない観光客にしてみれば、割安な民泊はありがたい。




民泊で一番有名なサイトはAirbnb(https://www.airbnb.jp/)だが、このサイトが提供している部屋が、ベルリンだけで1万7000部屋以上ある。自分の借りている部屋を貸すのは、今まで何の許可も要らなかった。貸せば、もちろんかなりの稼ぎになる。ベルリンのように、観光客の集中するところでは、借り手が尽きることはない。

ただ、民泊が増えると、その地域の住宅が不足し、家賃が高騰するだけでなく、他にもいろいろな問題が生じる。

ヨーロッパの民泊は歴史が長く、それはそれで良い風習であったが、昨今は、インターネットのおかげでそこに拍車がかかり、民泊」が古き良き時代の枠を超えてしまった。

そんなわけで、民泊で困っている都市は他にも多々あり、興味深いことに今年の3月、“民泊先進国”であるフランスから、宿泊業界団体の代表らが訪日して、民泊解禁へ警鐘を鳴らした。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160523-00095025-hbolz-soci


■ 零細の旅館は太刀打ちできない

フランス人が訴えた内容は興味深い。

現在フランスでは、1日に1件の割合で、ホテルが廃業か倒産に追い込まれているという。特にパリではベルリンと同じく、アパートなどの所有者が民泊営業に物件を回すため、もともと高かった家賃がさらに上昇している。

賃貸の部屋は通常2年ごとに契約が更新されるが、普通なら、多少の家賃の値上げはあっても、契約はほぼ自動的に更新される。ところが現在、4件に1件は更新されず、借りていた人は出ていかなければならないという。

民泊業には規制がかからない。あるいは、規制があっても監視が機能しない。フランスでは、年間の民泊営業は120日までと決められているそうだが、それすら守らなくてもわからない。

観光立国フランスは、年間8000万人が訪れる。パリだけでも、しかもAirbnbで斡旋される部屋だけでも6万件、20万床。2008年から2015年にかけてパリの外国人旅行者は30%も増えたのに、ホテルでの宿泊は減少しているという。

民泊は匿名性が高いので、脱税が可能だ(フランスで民泊の儲けを確定申告しているのは15%)。警備もいらないし、衛生基準もないため、経費はさしてかからない。それどころか、犯罪に使われてもわからない盗難、売春も起こるし、近隣の住人が騒音やゴミ出しで迷惑を被っている場合もある。去年のISテロの時、犯人の潜伏先は民泊だったという。

それでも日本が全面的解禁に向かっているというのは、手頃な値段のホテルが不足しているための緊急措置なの

だろう。いまや、中国系民泊サイト大手

2社の日本におけるビジネス規模が

Airbnbに迫る勢い
だと聞くと、それで

大丈夫なのかと懸念する。


記事の続きは,上の タイトルから元記事へ>>


スポンサーサイト

テーマ:軍事・安全保障・国防・戦争 - ジャンル:政治・経済

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://yokoblueplanet.blog112.fc2.com/tb.php/14220-ba663ed7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック