Yoko's 人生=旅 on this Blue Planet
高速回転中の青い惑星地球、負けじと走り回る一人の記録。
神保哲生 & 宮台真司:「政治とカネ」論争で抜け落ちているマックス・ヴェーバー的視点 2016.2.6. (videonewscom)
「政治とカネ」論争で抜け落ちているマックス・ヴェーバー的視点 2016.2.6. (videonewscom)


誰が既得権益の守護神としての

官僚機構をコントロールするのか


毎年、政党助成金として年間320億円もの税金が投入されている現在、明らかに約束違反である

(57:07)


Published on Feb 6, 2016:http://www.videonews.com/

ニュース・コメンタリー (2016年2月6日)
 甘利明経済担当相が業者から不透明な資金を受け取ったことを認め辞任をしたことで、改めて政治とカネ」の問題に注目が集まっている。

 ビデオニュース・ドットコムでも先週のこの番組で、甘利問題の背後にある現在の「企業・団体献金」の在り方に重大な問題、かつ信義違反があることを指摘した。

 リクルート事件や佐川急便事件などで政治家と企業の金権癒着ぶりが露呈したことを受けて、1994年に税金政治活動を賄う「政党助成金制度」が導入された。その際、当然のこととして、企業団体献金は禁止されることが前提だった。その後の法改正で政治家個人に対する企業・団体からの献金は制限されたが、政党に対する企業団体献金は引き続き認められた。そのために現在でも企業・団体から「政党支部への献金」という名目で、事実上政治家個人への企業献金が続けられている。それは、毎年、政党助成金として年間320億円もの税金が投入されている現在、明らかに約束違反であるというのが先週の番組の主な論点だった。

 その論点そのものは約束違反という意味では100%間違っていない。



 しかし、政治資金については、それとはまた別の次元で、われわれ主権者が考えておかなければならない重要なことがある。それは、そもそも政治資金が本当に悪なのかという、先週の番組での議論をやや「卓袱台返し」するような視点である。

 日本の政治資金規正法の「せい」の字が、制限を意味する「規制」ではなく、正しいかどうかを問う「規正」であることは周知の通りだ。これは日本では戦後GHQの占領下で1948年に最初に制定された政治資金規正法が、アメリカ法の理念である、主権者が政治献金を通して政治に参加する権利を制限すべきではないが、その資金が正しく使われていることは担保されなければならないという考え方を反映するものだった。

 ところが、その後、造船疑獄、ロッキード事件、リクルート事件などの大型疑獄事件が相次いで起き、そのたびに「政治とカネ」の問題が取りざたされる。「金権政治」、「政官財の癒着」が常套句となり、そこに切り込む東京地検特捜部は「巨悪」を許さない正義の象徴のような存在として、マスコミに持て囃されるようになった。そして、疑獄事件のたびに政治資金規正法が改正され、金額に対する制限が強化されていった。政治資金規正法としてスタートした法律が、いつのまにか途中から政治資金規制法へと変質していったのだ。・・・・

ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が、「誰が官僚をコントロールするのか」というマックス・ヴェーバー的視点で、政治とカネ問題に対して先週とは正反対のアングルから議論した。




スポンサーサイト

テーマ:税金 - ジャンル:政治・経済

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://yokoblueplanet.blog112.fc2.com/tb.php/14639-a64b777a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック