Yoko's 人生=旅 on this Blue Planet
高速回転中の青い惑星地球、負けじと走り回る一人の記録。
小出裕章:「米山隆一さんを支持する」 2016.10.5.
**10月16日に実施された新潟県知事選挙で、泉田知事の路線を継承するため立候補され当選された米山次期知事を応援するため小出先生が寄せた一文です。送って頂きましたので、ぜひご覧になって下さい!**

「僕は自殺しませんから。遺書が残っていても自殺ではない。もし自殺なんてことになったら、絶対に違うので調べて下さい」とまで発言した泉田知事
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小出先生の「米山隆一さんを支持する」一文

 中村時広愛媛県知事は、伊方原発3号機の再稼働を認めるにあたって、国が責任を取ることを求め、それに応えて、安倍晋三さんは国が責任を持つと答えました。では、安倍さんが責任を持つとはどういうことなのでしょう?

 福島第一原子力発電所事故からすでに5年半以上の時が流れました。いまだに現場に行くことすらできず、放射能汚染水は海に流出し続け、熔け落ちた炉心をどのように扱えるのかすら分からないままです。強度な汚染地帯からは10万人に及ぶ人たちが生活を根こそぎ破壊され、いまだに流浪化したままです。その周辺にも、1万平方キロメートルにも及ぶ大地が、法令を守るなら「放射線管理区域」に指定しなければならない汚染を受けました。そして、政府は特措法を乱発し、その汚染地に人々を棄てました。これほど甚大な被害が起きているのに、安倍さんはもちろん、東京電力の首脳、自民党の首脳、政府の役人、学者など、誰一人として責任を取っていません。再稼働を許された伊方原発が事故を起こせば、政府は同じ措置をとるでしょう。住民の安全を守るべき中村知事は、その時どのように申し開きをするのでしょうか?




 新潟県では、泉田裕彦さんが技術委員会を立ち上げ、福島原発事故について詳細な検討を続けてきました。東京電力が炉心のメルトダウンを知りながら、それを隠し続けた事実を暴いたのも、新潟県でした。そんな泉田さんは、安倍さんから見れば厄介な存在だったでしょう。地元の有力新聞、新潟日報は泉田さんに対する一方的な攻撃を強めましたし、泉田さんは「僕は自殺しませんから。遺書が残っていても自殺ではない。もし自殺なんてことになったら、絶対に違うので調べて下さい」とまで発言しました。想像を超えた圧力を受けていたものと思われ、泉田さんは今度の知事選挙から撤退しました。

 それを受け、米山さんが、柏崎刈羽原発再稼働に反対することを公約に立候補してくれました。私は新潟県民ではありません。でも、この国に住み、あまりに無責任な国のありようを変えたいと思う一人です。これまで私は政治は苦手だし、嫌いなので、政治には関わらないと発言してきました。特定の政党を支持したこともありませんし、特に選挙の時に特定の候補を支持することは、できる限り避けてきました。でも、今回の新潟県知事選挙は、今後の原子力の動向を左右する重要なものです。米山さんが当選して下さることを願います。

                           2016年10月5日
                           元京都大学原子炉実験所助教

                           小出裕章



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テーマ:環境・資源・エネルギー - ジャンル:政治・経済

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