Yoko's 人生=旅 on this Blue Planet
高速回転中の青い惑星地球、負けじと走り回る一人の記録。
『戦争とは残酷なものである』: "Allied" 「マリアンヌ」:監督 ロバート・ゼメキス (Robert Zemeckis) 2016.11. & 「祖父の日記 ~ 時を超え家族に伝える戦争の真実~」 2017.2.11. (TV朝日)

「戦争とは残酷なものである」

 昨日封切りになった第二次世界大戦の北アフリカからイギリスを舞台にしたゼメキス監督、ブラッド・ピット (Brad Pitt) & マリオン・コティヤード (Marion Cotillard) 主演の映画、「マリアンヌ」 "Allied" を観てきた。

Allied Official Trailer 1 (2016) - Brad Pitt Movie

(2:26) Published on Oct 5, 2016 by movieclipstrailers:



 そして今朝、建国記念日の朝、偶然 TV朝日放送|熊本放送製作の「祖父の日記 ~ 時を超え家族に伝える戦争の真実~」を見ることになった。双方に共通しているのは「戦争とは残酷なものである」だ。人々は心の中に故郷、母、父を想い、耐え忍ぶ。「マリアンヌ」のヴァタンの心に常にあったメディスィン・ハット (Medicine Hat) はカナダに実在する地名だ。

第31回 祖父の日記 ~時を超え 家族に伝える戦争の真実~ 2017年2月11日(土祝)10:00~10:55 (テレビ朝日 放送) 熊本放送制作

 一番影響を受けるのは普通の人々:日常生活は断ち切られ、戦場ではその日常生活の中では想像だにしなかったような言動が生み出される。ナチス・ドイツを空爆するパイロットやガンナーには、大量のカフェイン|アッパーが支給され、無事空爆から戻れば、ダウナーを飲む。皆、異常な精神状態に陥る。


 「マリアンヌ」では諜報活動に従事するカナダ空軍のマックス・ヴァタン (Max Vatan) とフランスのレジスタンスの一員であるマリアンヌ・ボーセジュール (Marianne Beausejour) の出会いから始まり、別れで終わる。死がすぐそこにある生活の中で、人は平和な時代の何倍もの濃さで時間を送る。全てが増幅される。

 筋書きとしては、さほど目新しいものではないかも知れない。(この作品を、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの2005年の共演作、"Mr. & Mrs. Smith" に例える人もいる。)

 「祖父の日記」は、製作者 (井上佳子) の祖父 (井上富廣さん) が残した実際の日記帳から物語が始まる。素敵な文章で日常の生活や恋心を語る日記帳だ。しかし、中国戦線に送り込まれた「祖父」は2週間もしない間に、これが同じ人物かと思うほどの変化を余儀なくされる。そして日本に戻らないまま、3歳の息子を残して戦死と云う別れに至る。

熊本放送  井上 佳子

 祖父が遺した日記を初めて目にしたのは、私が大学生の頃でした。野良仕事に精を出し、恋愛するごく普通の若者の姿がそこにありました。写真でしか知らなかった祖父が、初めて体温を伴って語りかけてきたような気がしたものです。それ以来、この日記に向き合うことは私の宿題となりました。でも何となく避け続け、遂に戦後70年を超えてしまいました。このままだと、もう何もわからなくなってしまう。お尻をたたかれる気持ちで、3年前、日記を丹念に読み始めました。出征前の20歳から25歳の祖父は、とてもおおらかで、少しおっちょこちょい。働き者で家族思いでした。
 そして、おととしの4月、父が偶然、祖母の遺品のたんすから、出征後の日記を見つけたのです。そこには、家族の知らない、戦場の祖父の一面がありました。戦場の祖父に共存する温かさと冷たさ。これが今回の番組のテーマとなりました。

 予想はしていたものの、やはり取材は困難を極めました。祖父の所属した第六師団第十三連隊の戦友会の名簿をもとに750人の方に手紙を出しましたが、この戦争を知る当時者に行き着くことはとうとうできませんでした。79年前の戦争ですから、仕方のないことかもしれません。一方、中国では、子供の頃の体験としてこの戦争を記憶している十人ほどに話を聞くことができました。しかしいずれにせよ、もっと早く取り掛かるべきだったという思いは最後までつきまといました。

 今回の番組は、父、息子と一緒に祖父の戦争に向き合いました。最初は果たしてうまくいくのかとても不安でしたが、何とか完成させることができました。多くの示唆を与えてくださった審査員の方々に心から感謝しております。これからも、祖父の伝言を未来に大切に引き継いでいこうと思っています。




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