ディアブロ山系 (Diablo Range) に属する標高1,300mのマウント・ハミルトン (Mt. Hamilton) は、年に1〜2回は雪が降り、近隣の子供達で賑わう。
サンノゼから距離にして30数キロ、130号線が頂上から東側への抜け道だが、この山道のカーヴは道が細い上にかなりきつい。車酔いをする人や下の崖に恐怖感を覚える方は避けた方が良いと思う。数え方にも依るが、この山道のカーヴは365あると言われている。
牧場近辺からさらに上に行くと、大きな崖が多くなる。木漏れ日が入る半日陰を好み、毎年4月上旬に顔を見せる派手やかな色合いのチャイニーズ・ハウスズ (Chinese Houses) 、学名:(Collinsia heterophylla | Collinsia bicolor) 。カリフォルニア特有の種で、州外では地続きのメキシコ側のバハ・カリフォルニア (Baja California) 北部に見られる。

背丈は10〜50cm、色は濃い紫色からほぼ白色まで。客家の人たちが住む円楼に形が似ていることからこの名前になったと聞く。

砂漠地帯では見かけない野草だ。また、自生する高度も1,000m前後まで。右側から伸びている草は、4月下旬から5月ごろにかけて開花するユリ科のフェアリー・ランタン (Fairy Lantern) 、学名:(Calochortus albus) の蕾。

チャイニーズ・ハウスズの周囲は、外来種のカットリーフ・ジェラニウム (Cutleaf Geranium) 、学名:(Geranium dissectum) で埋められていた。ヨーロッパ原産の野草だが、北米でも至る所に見られる「侵襲的な植物」指定の種だ。
ジェラニウムも種をたくさんつけるので、駆除もままならない。

テーマ:アメリカ縦断/横断の旅 - ジャンル:海外情報
こういうお花は、見たことが無いので。。。
素敵ですね
お花の色も、白にむらさき色と。。。
新鮮に感じています
こちらこそ、ご訪問、コメントをありがとうございます。
春は寒暖の差が激しくなる上に、花粉が飛ぶので、体調管理もなかなか大変です。
どうぞお大事に!
> 今晩は
> こういうお花は、見たことが無いので。。。
> 素敵ですね
> お花の色も、白にむらさき色と。。。
> 新鮮に感じています
木漏れ日が差していた時間帯なので、色むらが出ていますが、なかなか魅力的な野草です。
去年のこの咲き具合は、盛りの時に比べると、かなり劣っています。
旱魃の悪影響をまだ強く受けていた年でした。
今年は、雨の量が洪水が起きるほどだったので、野草の状態は良好です。
さらに美しい状態で観察できるかと思ってます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)