今回は、毎年野草をチェックする近くの山、ディアブロ山系 (Diablo Range) に属する標高1,300mのマウント・ハミルトン (Mt. Hamilton) を越えて東側へ抜けることにする。130号線で行くのだが、ここのカーヴは道が細い上にかなりきつい。車酔いをする人や下の崖に恐怖感を覚える方は避けた方が良いと思う。数え方にも依るが、この山道のカーヴは365あると言われている。
日当たりの良い斜面を好む野草にこのカリフォルニアの固有種、フットヒル・ペンステモン (Foothill Penstemon) 、学名:(Penstemon heterophyllus) がある。ほとんどの沿岸部の山と北部スィエラ・ネヴァダ山脈 (Sierra Nevada Mountains) 山麓に見られる。

色も写真のような赤紫から青紫、青などヴァリエーションがある。多年草で、株から出る花茎の背丈は1mに達するものまであるが、この山麓のものは30〜50cm前後が多い。

崖の水が浸み出す辺りに多く見られるバラ科の潅木、サーヴィスベリー (Serviceberry) 、学名:(Amelanchier alnifolia) 、日本の方はジューンベリー (Juneberry) の名前の方が親しみがあるかも知れない。サスカトゥーン・ベリー (Saskatoon Berry) と云う呼び名もある、カナダでは。
ジューンベリーの「ジューン」は6月、この名前は、6月ごろから実が熟し始めることから付けられたそうだ。

実はかなり良い味なのだろう、山で熟した実を見たことが無い!北米北西部に分布するが、特にアイダホ州では先住民の大切な食料だったらしい:摘んでそのまま食べるが、大量に収穫できれば、干して一年を通して食べられるように保存したという。またジャムのように煮て、薄く伸ばして乾燥させた "fruit leather" |市販のフルーツ・ロール状のものを作っていた。

テーマ:アメリカ縦断/横断の旅 - ジャンル:海外情報
フットヒル・ベンステモン野草なんですね。
しりませんでした。
シューンベリーはホームセンターで
売られています。
残念ながらまだ、
花と実を見た事がありません。
可愛い花がですね。
私なら、もう車酔いをしてしまいます
フットヒル・ペンステモン。。。花がとても細かいように見えます
> こんばんは。
> フットヒル・ベンステモン野草なんですね。
> しりませんでした。
アメリカが発見されて以降、たくさんの植物が新大陸から大英帝国のキュー・ガーデンに集められ、その中から現在世界中で広く親しまれている園芸種が誕生したとのことです。
北米原産の植物は多いですね。
> シューンベリーはホームセンターで
> 売られています。
> 残念ながらまだ、
> 花と実を見た事がありません。
> 可愛い花ですね。
このジューンベリーもそうですね。
自生しているジューンベリーの実は美味しいので、すぐ動物たちが食べてしまうのでしょう。
まだ実を見たことがありません。
ブルーベリーやハックルベリーは見ることがありますが。。。
季節になると、ヒトも群がってますよ、実を摘むのに!
> 道のカーヴが365もあるんですね
> 私なら、もう車酔いをしてしまいます
なかなか厳しい道です。
時折、小型スポーツカーで遊んでいる輩も見かけますが、できれば止めて欲しいです。
道が細いので避ける余地がありません!
> フットヒル・ペンステモン。。。花がとても細かいように見えます
このペンステモンは背丈が50cm前後あります。
花茎にたくさんの花をつけるのですが、花自体も筒状で長さにすれば5cm前後あるかと思います。
大きい方ですね。
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