堆積土のようなボロボロと崩れる乾燥した岩肌などで良く見かける野草、チア (Chia) またはチア・セイジ (Chia Sage) 、学名:(Salvia columbariae) が顔を出し始めた。

日本でも知られるようになっている食べられるチアの種は、同じサルヴィアでも学名が (Salvia hispanica) の方だが、アメリカの先住民にとってはほぼ同等の貴重な存在だった。

カリフォルニア、ネヴァダ、アリゾナ、ニュー・メキシコ、ソノーラ、そしてバハ・カリフォルニアに分布する一年草だが、背丈は場所|環境によって10cm〜50cmとかなりの幅がある。この場所では30cm前後が多かった。

種は薬用として利用されて、主に炎症を抑える働きをしたようだ。部族によって使い方が異なり、遠出をする際に力の源泉として種を噛む部族もあったと云う。
食材としては、種をすり潰したものに水を加えて飲み物としたり、お粥状にしたり、乾燥させて粉状にしたりと様々な調理法が使われていたらしい。

テーマ:アメリカ縦断/横断の旅 - ジャンル:海外情報
種、アワやヒエのように沢山とれるのでしょうか。
あんなちいさな種の効能を発見するなんて、アメリカの先住民さんの苦労がしのばれます。
わたしの生息地のお米は飼料米ですが、
嫁ぎ先は水がきれいで、美味しい日野米(ひのまい)が穫れます。
日南町に田んぼを持つ仲間に協力して、にちなん米を買ってますが、
玄米でもじゅうぶんですが、
土鍋で白米を炊くと、麻薬のように美味しいですよ~(≧◇≦)
タイムマシンでアメリカ先住民さんに届けてあげたいです
> 鮮やかなブルーですね。
素敵な色でしょう!?小さいけれど、この姿なので結構目立ちます。
> 種、アワやヒエのように沢山とれるのでしょうか。
> あんなちいさな種の効能を発見するなんて、アメリカの先住民さんの苦労がしのばれます。
紹介したチアの種は、とてもアワやヒエとは比較になりません。
小さいですから、採取するにしても、自生のものだけを利用していたとすると、かなりの労力が要ったでしょうね。
植物の薬効に関する知識は、その知識を換金化するという考え方が無かったようなので、漢方などのように組織化されていませんが、かなり深いです。彼らの持っていた薬草の知識を元に、新薬の開発などが進められていますよね。
土地を私有化すると云う考え方が無かった文化は、土地に植えていたヨーロッパからの移民の欲に押し切られてしまいましたね。。。
> わたしの生息地のお米は飼料米ですが、
> 嫁ぎ先は水がきれいで、美味しい日野米(ひのまい)が穫れます。
>
> 日南町に田んぼを持つ仲間に協力して、にちなん米を買ってますが、
> 玄米でもじゅうぶんですが、
> 土鍋で白米を炊くと、麻薬のように美味しいですよ~(≧◇≦)
そうなんです、私も土鍋でご飯を炊いてます!
昔のお米(少なくとも3年は経過〜玄米)があるので、それを自家用精米機で5分づきにして昆布などを加えて炊くと結構美味しく食べられます!
> タイムマシンでアメリカ先住民さんに届けてあげたいです
今でも居留地では、問題が多いんです。
教育も十分でなく、仕事も無いので、まだまだアルコール中毒問題を引きづってますし、食事も虐げられた時代に与えられた小麦粉とラードの所為か、肥満|健康問題もあるし。。。
居留地の外へ出ることもできるのですが、差別問題があるので、そう簡単には主流社会に溶け込めない。
日本やインド、その他各地にある差別問題にも通じますね。
歴史的敗者となるだけでこの仕打ち、なんとかしたいけど、そう簡単には変わらない。
ヒトは「霊長類」と呼ぶに値しないのでしょうが、値するような存在|社会にしたいものです。
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