Yoko's 人生=旅 on this Blue Planet
高速回転中の青い惑星地球、負けじと走り回る一人の記録。
番外編:カリフォルニア(609): Mt. Hamilton to Patterson, CA (34) 最終回 ➡️ Bear Valley, CA (1)
2016.4.13.:ヨセミテ国立公園 (Yosemite National Park) の麓の町で開催されたロデオ大会 (Rodeo) 後、一旦、サンノゼ (San Jose, CA) に戻り、13日から再度野草観察のために出かける。今回は、毎年野草をチェックする近くの山、ディアブロ山系 (Diablo Range) に属する標高1,300mのマウント・ハミルトン (Mt. Hamilton) を越えて東側へ抜ける。

前記事の谷間の間の低地に近い山の崖の縁からさらに進み、後一山越えればパターソン (Patterson, CA) と云う地点でネギの仲間に遭遇:この仲間には珍しい(?)しっかりした太めの茎に赤紫の花。

蛇紋岩の土壌を好むマウント・ハミルトン・オニオン (Mt. Hamilton Onion) 、シャースミスのオニオン (Sharsmith's Onion) と呼ばれる学名:(Allium sharsmithiae) か?!この山の周辺地域でしか見られない希少種の可能性大。

blog 27 130E Mt. Hamilton to Patterson, Onion ?_DSC6459-4.13.16.(2).jpg

花茎の断面は丸、中は空洞ではない(とは云え、切って見るわけにはいかない)。背丈は20cmほどで、花の形状は壺型。
花の色は赤紫。シベ、花粉は黄色。。。間違いないと思われる。

blog 27 130E Mt. Hamilton to Patterson, Onion_DSC6461-4.13.16.(2).jpg

翌日の2016.4.14.:前日、ネギ科の植物を見たのを最後に、4時間ほど運転して太平洋岸へ出るための20号線のジャンクションのあるコルサ郡ウィリアムズ (Williams, Colusa CO., CA) 泊。山道から幹線道路の5号線に入り、ウィリアムズまで約2時間(150km)の運転。

20号線も相当な山道で、海岸部まで130km、約2時間の運転になる。サクラメント・ヴァリー (Sacramento Valley) にあるウィリアムズ一帯は水稲栽培を含む大農業地帯で、この時期は冬場乾燥していた「水田」に水を張りお米の栽培の準備をする時期だ。冬場に越冬していた水鳥たちがいた鳥獣保護区の「湿地帯」は一部を除いて水が迂回され、草原になる。

人口は6,000前後なので、特に冬場はヒトよりも水鳥の方が「圧倒的に」多い。町の名前は、1876年に区画整理をしたW.H. ウィリアムズ (W.H. Williams) に由来する。

blog 28 Bear Valley via Williams_DSC6464-4.14.16.jpg

そんなウィリアムズで目印となるのが、平坦な大地にニョキッとそびえ立つこのゴツゴツした形のビュート:160万年前の火山の名残だそうで、名前はサッター・ビュート (Sutter Butte) 。一番高い地点でも647m+しかないのだが、高いのはこの山だけなので、目立つ。

世界で一番小さい山系と呼ばれるこのサッター・ビュートの円周は約16km。
サッターと云う名前は、往時のメキシコ政府からメキシコ国籍を取得することを条件に居住権を得たジョン・サッター (John Sutter 1803-1880) に由来する。サッターはドイツ生まれのスイス人パイオニアでゴールド・ラッシュ時代に財を成した人物だ。

当時のカリフォルニアはメキシコの領地で、現在の「下の」バハカリフォルニア (Baja California) に対して「上の」カリフォルニアアルタカリフォルニア (Alta California) と呼ばれていた。サッターがメキシコ国籍を取得し、所有権を許された土地の面積は48,827エーカー (197.60 ㎢) :メキシコ政府は、10万を超える先住民やロシア、イギリス、アメリカ人の統治管理に手こずっていたため、サッターがメキシコに有利になるよう働く存在になることを期待していた。

サッターは現在のカリフォルニアの州都、サクラメントの元となるサッター砦 (Sutter's Fort) を構えた人物でもある。しかし1846年にはメキシコとアメリカの間に戦いが勃発し、メキシコは「アルタ・カリフォルニア」を失うことになる。
この時代に活躍したもう一人の人物、ジョン・C・フリーモント (John C. Fremont - 1813-1890) とともに、「サッター」と云う地名は、通りの名前も含めて多い。

blog 28 Bear Valley via Williams_DSC6466-4.14.16.jpg


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コメント
この記事へのコメント
今晩は
蛇紋岩の土壌を好むマウント・ハミルトン・オニオン。。。こういうお花見たことが無いです。色も形も珍しいです
素敵ですね (●^o^●)

2017/04/20(木) 20:56:46 | URL | チャンコナベ #-[ 編集]
アリウム!
アリウムと言えば巨大なギガンチウムをつい連想してしまいます。
これは野蒜に近い感じですね。
掘ってはいけないでしょうが,地下にはやはり丸い球根があるのでしょうね。
2017/04/21(金) 01:32:13 | URL | nanapapa #lTJxwD76[ 編集]
チャンコナベさんへ:ネギ科の植物
チャンコナベさん、こんにちは。

> 今晩は
> 蛇紋岩の土壌を好むマウント・ハミルトン・オニオン。。。こういうお花見たことが無いです。色も形も珍しいです
> 素敵ですね (●^o^●)

スィエラ・ネヴァダ山脈などにも似たような姿のネギ科の植物があるのですが、今、ブログ内検索をしてみた所、どうもアップしていなかったようです!実に様々な姿を見せてくれる植物ですが、この山のこの花は、色が濃くて存在感がありますね。
少し盛りを過ぎて乾燥している風ですが、できれば、次回はもう少しみずみずしい姿を紹介したいと思います。
2017/04/21(金) 09:15:49 | URL | yokoblueplanet #-[ 編集]
nanapapa さんへ: アリウム!〜面白い植物です。
nanapapaさん、こんにちは。

> アリウムと言えば巨大なギガンチウムをつい連想してしまいます。
> これは野蒜に近い感じですね。
> 掘ってはいけないでしょうが,地下にはやはり丸い球根があるのでしょうね。

ギガンチウムだと玉ねぎの花ですね〜!
野蒜に近いネギ科の野草は>>http://yokoblueplanet.blog112.fc2.com/blog-entry-14051.html
今、調べたら、野蒜は何とヒガンバナ科(!‼︎)ネギ亜科だそうです。
ヒガンバナ科って、、、ビックリしますね!
ハミルトンのこの野草は、スィエラ・ネヴァダ山脈などに自生する種類に似てます。
球根は掘って見たことはありません(見つかったら、レインジャーに逮捕されてしまう!)が、恐らく野蒜のような球根だと想像してます。
数年前にアリゾナ州の木の化石がある公園で、小さなカケラを持ち帰ろうとしていた若者たちが2−3人、捕まってましたよ。
こちらでは、かなり真面目に管理されてます!
「パブリック・ランドは皆さんのものです。大切にしましょう!」って!
2017/04/21(金) 09:28:46 | URL | yokoblueplanet #-[ 編集]
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