Yoko's 人生=旅 on this Blue Planet
高速回転中の青い惑星地球、負けじと走り回る一人の記録。
番外編:カリフォルニア(623): Bear Valley, CA (15)
2016.4.14.:ウィリアムズ (Williams, CA) の果樹園や季節の水田を抜けて一山超えるとベア・ヴァリー (Bear Valley) 。

視線を乾燥の進む斜面の方に移すと、ちょっとだけ芸術的雰囲気の一角が出現:オレンジ色のカリフォルニアポピー (California Poppy) 、学名:(Eschscholzia californica) と紫色のイス (th) リエルのスピア (Ithuriel's Spear) 、学名:(Triteleia laxa、少し前までは Brodiaea laxa) が、去年の枯れ草の中に姿を見せている。

15〜150 cm ほどの背丈のカリフォルニアポピーの命名者はドイツ人の植物学者、アデルバート・フォン・シャミッソ (Adelbert von Chamisso) で、彼の友人で1810年頃にロシア船に乗船しカリフォルニアや太平洋岸を探検したヨハン・フリードリッヒ・フォン・エシュショルツ ( Johann Friedrich von Eschscholtz) に因んでいる。

そして紫色のイスリエルのスピアは、カリフォルニア固有種のユリ科の野草でかなり普通に見られる:群生する場所では、斜面がこの淡い紫色に染まる。筒状の花の先端は六角星、根はグラジオラスのような「球茎」で食用になるそうだ。味や調理法は、ジャガイモに近いと云うが、まだ試したことは無い。

blog 28 Bear Valley, California Poppy & Ithuriel's Spear 2_DSC6580-4.14.16.jpg

カリフォルニアポピーの葉は、先住民たちによって薬用に使われていた。他のケシ科の植物のように、不安を取り除く精神安定剤的な力を持っているそうだ。花粉はお化粧に、そして種は現在でも食用にされているそうだ。これも試食したことは無い!

blog 28 Bear Valley, California Poppy & Ithuriel's Spear_DSC6578-4.14.16.jpg

イスリエルのスピア(槍)」の「イスリエル」と云う名前の存在は、16世紀のカバラ (Kabbala) の文献に最初に見られるそうで、その意味するところは「神 "God" の発見」。天使に仕える3人の王子の一人と云う設定らしいが、それ以前の記録は今の所、発見されていないらしい。

blog 28 Bear Valley, Ithuriel's Spear_DSC6579-4.14.16.jpg

ベア・ヴァリーの花の色は大方が紫から青紫だったが、他の場所ではピンクの入った色合いのものもあり、やはり色調には幅がある。「ウォーリーのバスケット」と云う呼び名もあった。

blog 28 Bear Valley, Ithuriel's Spear_DSC6588-4.14.16.jpg

他の場所の群生の様子>> 番外編:カリフォルニア(566): Eastern Sierra Nevada & Death Valley (166)

blog 28 Bear Valley, Ithuriel's Spear_DSC6589-4.14.16.jpg

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コメント
この記事へのコメント
カリフォルニア・ポピー
カリフォルニア・ポピーは、花菱草とも呼ばれて、しばらく前に当地でもかなり増えたのですが、最近はあまり見かけなくなった気がします。

外来種の花たちには、一時的には爆発的に増えても次第に淘汰されるのでしょうか。流行り廃りがあるように感じます。

カリフォルニアの青空に似合いそうですね^^
2017/05/04(木) 11:52:38 | URL | われもこう #-[ 編集]
われもこうさんへ: カリフォルニア・ポピー ←日本の環境は湿気が多過ぎる?
われもこうさん、こんばんは。

> カリフォルニア・ポピーは、花菱草とも呼ばれて、しばらく前に当地でもかなり増えたのですが、最近はあまり見かけなくなった気がします。
>
> 外来種の花たちには、一時的には爆発的に増えても次第に淘汰されるのでしょうか。流行り廃りがあるように感じます。
>
> カリフォルニアの青空に似合いそうですね^^

そうですね、カリフォルニアの乾いた青空に似合ってますね。
日本には桜のような優しい色が一番似合いますかね?!

オーストラリアでもかなりカリフォルニア・ポピーを見ましたが、オーストラリアでは大丈夫そうです。
地中海性気候の地域があるので、そこは最高でしょうね。

ここ数年、日本で爆発的に増えたのは大王ダリアでしたか?
名前の記憶が曖昧ですが、あの背が物凄く高いダリアです。
その前は、下を向いて咲くエンジェル・トランペットだったでしょうか?
今でも良く見かけますね。
クリスマス・ローズもその一つになりますね。
コスモスのようにすっかり日本の顔になってしまった外来種もありますが、次はどうなりますやら。
ヒトの気の向くまま、でしょうか?!
2017/05/04(木) 12:18:22 | URL | yokoblueplanet #-[ 編集]
ありがとうございました
先程現地を再確認して、例の植物を同定いたしました。
貴姉が書き込まれたようにバラ科でしたが、キイチゴの仲間ではなく「カマツカ」(鎌柄)と云う低木だった事が分かりました。
名のとおり、草を刈る鎌の柄(握るところ)に使うような固い材だそうです。
また、牛殺しとも呼ばれ、農耕用家畜の牛の鼻に通す木片にも使われていたとか。
里山の暮らしと共存してきた植物であったようです。
そんな里山と人々の共存をこれからも考えて行こうと思います。
どうもありがとうございました。
2017/05/04(木) 14:10:44 | URL | MK #-[ 編集]
MKさんへ: ありがとうございました←判明して良かったですね!
MKさん、こんばんは。

> 先程現地を再確認して、例の植物を同定いたしました。
> 貴姉が書き込まれたようにバラ科でしたが、キイチゴの仲間ではなく「カマツカ」(鎌柄)と云う低木だった事が分かりました。
> 名のとおり、草を刈る鎌の柄(握るところ)に使うような固い材だそうです。
> また、牛殺しとも呼ばれ、農耕用家畜の牛の鼻に通す木片にも使われていたとか。
> 里山の暮らしと共存してきた植物であったようです。
> そんな里山と人々の共存をこれからも考えて行こうと思います。
> どうもありがとうございました。

歴史がたくさん詰まった名前の樹だったのですね。
去年のお祭り(茨城県石岡市の常陸総社宮例大祭)の人出を見ながら、50代前後の男性が二人感心してました、最近は腰の曲がった人がほとんどいないね、と。
昔の農作業は、機械ではなくほぼ全てが人の手によってなされていましたから、酷使の結果、背骨が曲がったままになってまっすぐ立てない体の人が目立っていました、おじいさん、おばあさんに。そんな変化を見ながら、お二人はお話ししていたわけですが、
それと共に、里山の知恵も失われつつありますね。
里山のこと、地域のこと、また色々と教えてください。
2017/05/04(木) 15:25:09 | URL | yokoblueplanet #-[ 編集]
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