Yoko's 人生=旅 on this Blue Planet
高速回転中の青い惑星地球、負けじと走り回る一人の記録。
番外編:カリフォルニア(779): Oregon (58)
2016.5.02.: 前日とは大きく異なる快晴のこの日オレゴン州を南北に走る97号線沿線を探索。26号線と交わるカルヴァー (Culver City, Jefferson CO., OR) とマドラス (Madras, Jefferson CO., OR) の大農業地帯まで足を伸ばす。

マドラスの近くのクルックド・リヴァー・ナショナル・グラースランド (Crooked River National Grassland) で約2kmのよく整備されたトレイルで植物の様子をみることにする。要所要所に植物や動物の生態を説明した提示版があり、それも公用語を英語だけに統一しろと云う意見があるにもかかわらず、英語とスペイン語の並列になっている所が凄い。

乾燥した砂漠の地で、植物の種は発芽するのに必要な雨が降るまで静かに待ち、タイミングよく成長しまた種になる。そのタイミングの取り方が巧みなマスターだと。

blog 49 Rimrock Springs Trail, Crooked River National Grassland, Madras, 26W-97S from Prineville to Culver City, OR_DSC0669-5.2.16.(1).jpg

カリフォルニアでプロングホーン (Pronghorn) 、別名アメリカン・アンテロープ (American Antelope) 、学名: (Antilocapra americana) を見ることは殆ど無いと言っても良いと思う(メキシコに近い南部の沿岸部を除いて)が、北米西部内陸部、中西部ではよく見かける哺乳綱鯨偶蹄目に属する動物で、平行進化を遂げたために旧世界のアンテロープに類似している。最初の記録は1815年で鳥類学者のジョージ・オード (George Ord) によって残されている。16世紀に新大陸に入ったスペインの探検隊はこの動物を見て確認はしているが、正式に記録することはなかったらしい。アメリカ新大陸の植物と動物の詳細な記録を残すことになったのは、1804–1806年の間に政府の命令によって商業水路を探すために大陸を横断したルイス・&・クラーク探検隊で、初遭遇は現在のネブラスカ州のネブラスカ・リヴァー (Nebraska River) の河口でのことだったと云う。

クラークはここでプロングホーンを殺すことになるのだが、その姿はヤギよりもアフリカにいるアンテロープやガゼルに似ていると書き残している。 ワイオミングで見たプロングホーン>>

更新世期には12種類のアンテロープ科の動物たちがいたと云うが、現在残っているのはこのアメリカン・アンテロープだけ。カナダ南西部、メキシコ北部でも見られるが、ヨーロッパからの移民が入る前の18世紀まで4,000万頭前後いたと言われるプロングホーンは、バイソンと同じく生息地を奪われ、乱獲されたことから1920年頃までには生息数が13,000頭ほどまで減ってしまい、東部では絶滅してしまった。

20世紀初めに、野生動物の保護活動をしていたブーン・&・クロケット・クラブ (Boone and Crockett Club) が先頭に立ち土地を購入し保護区の設定活動を始めたことから、1927年頃にはオードボン・ソサイアテウィ (National Audubon Society) も加わり購入運動が広がった。これに応じる形で農務省や内務省がフーヴァー大統領に要請し、1929年には国有地3万エーカーを付け加える決定をした。1931年にはフーヴァー大統領の大統領令、1936年にはルーズヴェルト大統領の大統領で549,000エーカーが保護区となり、プロングホーンの保護が本格的になった。

現在の頭数は50万から100万頭と言われているが、4種ある亜種の中、羊から感染した反芻動物に特有のウィルス性の病気「ブルータング|青舌病」や移動通路がヒトの生活活動のために無くされたり狭くなったりしていることから、地域的には頭数が減少して100頭前後まで頭数が落ちているソノーラン・プロングホーン (Sonoran Pronghorn) もいる。

オレゴン州の高地砂漠地帯では、アンテロープの他にシカ (Deer) やデザート・コットンテイル (Desert Cottontail) 、学名: (Sylvilagus audubonii) などが見られる。

blog 49 Rimrock Springs Trail, Crooked River National Grassland, Madras, 26W-97S from Prineville to Culver City, OR_DSC0670-5.2.16.(1).jpg

このグラースランドには川が流れており、池もあることから渡り鳥も飛来する。

blog 49 Rimrock Springs Trail, Crooked River National Grassland, Madras, 26W-97S from Prineville to Culver City, OR_DSC0671-5.2.16.(1).jpg

湿地にある池を見下ろす位置に設えられた展望台。

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トレイルの両側に高く伸びるウェスターン・ジュニパー (Western Juniper) 、学名:(Juniperus occidentalis) が並ぶ。

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コメント
この記事へのコメント
何処でも絶滅しちゃう動物いるんもんですね
こっちで絶滅させてくれってよく言われるは
熊 襲われた人にすると自分が襲われても同じこと言えるかって言われるけど意味は痛いほどわかるが日本の動物界の王者がいなくなれば生態系極端に変わるってのが説明難しいですよ、スパンの問題だけどね
2017/10/12(木) 09:09:04 | URL | EGUTI YOUSYKE #-[ 編集]
EGUTI YOUSUKEさんへ:ヒトのわがままが。。。
EGUTI YOUSUKEさん、こんばんは。

> 何処でも絶滅しちゃう動物いるんもんですね
> こっちで絶滅させてくれってよく言われるは
> 熊 襲われた人にすると自分が襲われても同じこと言えるかって言われるけど意味は痛いほどわかるが日本の動物界の王者がいなくなれば生態系極端に変わるってのが説明難しいですよ、スパンの問題だけどね

地球の45億年の歴史の中で6回目の大量絶滅の危機に瀕していると言う報告があります:6回目のこの絶滅は、ヒトによって引き起こされる最初のものだそうです。
危機に瀕しているのは、
知られている哺乳類の26%
鳥類の13%
両生類の41%

魚類と爬虫類に関しては十分な調査資料が無いために不明
昆虫類が一番安全な位置にあり絶滅の危機に瀕しているのは0.5%
地球上で知られている動物、植物、菌糸類は約170万種
まだ発見されていない種類が何百万とあると推測されているそうなので、分からないことの方が多いですね。

毎週690種が絶滅していると考えられているそうで、このペースで進むと、大量絶滅は200年で完了することになります。
絶滅の速度がもっとゆっくりであると想定すると、地上の75%の種が絶滅するまでには数百年(5−600年?)
もっとも控えめな計算では何千年で大量絶滅が完了するそうです。

ヒトを除く脊椎動物は、40年前に比べて、半分になっているそうです。
見えないですが、逆戻りできない変化が日々起きているわけで、気候の変化もそうですが、非常に気がかりな状況ですね。
2017/10/12(木) 14:01:10 | URL | yokoblueplanet #-[ 編集]
こちらのお話にごめんにゃ。
アタシのこと、アタシたちのこと気にかけてくれてありがと。
まだ今は疲れてて、ねんねしてるけど・・・
元気になったらまたお家に帰ってこられるといいなあ。
その時、この星がもっとすみやすい星になっていますように。
元気でにゃあ!
2017/10/12(木) 18:40:09 | URL | Gavi&TibiTibiはなび #-[ 編集]
Gavi&TibiTibiはなび さんへ:ゆっくりと。。。
Gavi&TibiTibiはなび さん、おはようございます。

> こちらのお話にごめんにゃ。
> アタシのこと、アタシたちのこと気にかけてくれてありがと。
> まだ今は疲れてて、ねんねしてるけど・・・
> 元気になったらまたお家に帰ってこられるといいなあ。
> その時、この星がもっとすみやすい星になっていますように。
> 元気でにゃあ!

家族を送り出すのは大変です。
たくさんのエネルギーが要りますもんね。
Gaviちゃん、これだけたくさんの愛情で包まれていたら迷いようが無いし、大丈夫ですよ。
ゆっくりと進んで、Gaviちゃんに好い笑顔を毎朝見せてあげられるように<適度に>頑張りましょう!
2017/10/14(土) 01:41:24 | URL | yokoblueplanet #-[ 編集]
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