Yoko's 人生=旅 on this Blue Planet
高速回転中の青い惑星地球、負けじと走り回る一人の記録。
習近平が3時間超を費やして語った「あまりに強大な夢」の中身 - いよいよ皇帝になるつもりか - 近藤大介 2017.10.24. (現代ビジネス)
習近平が3時間超を費やして語った「あまりに強大な夢」の中身 - いよいよ皇帝になるつもりか - 近藤大介 2017.10.24. (現代ビジネス)


毛沢東主席も、82歳で死去するまで、

共産党主席のポストを手放さなかった。


「戦争は平和なり、自由は隷従なり、無知は力なり」
(逆らえば)「ただ人の姿が消えるだけ。登録簿から名前が削除され、その人間がそれまで行ったことすべての記録が抹消される」
(そんな社会で生活していると)「自分を表現する能力を失ってしまうばかりでなく、元々言いたかったことが何であったかさえ忘れてしまう」

従順な国民にとっては生きやすいが、

少しでも逆らえばお上の逆鱗に触れる社会

▪️「偉大で栄光、正確な中国共産党万歳!」

64歳の習近平総書記は、いまや権力の絶頂の秋(とき)を迎えた。

18日に開幕した第19回中国共産党大会は、まさに「習近平の習近平による習近平のための一人舞台」と化している。人民大会堂に集まった2338人の代表らは連日、まるで金太郎飴のように「習近平総書記の偉大さ」を口にする。

この人民大会堂で起こっている「個人崇拝運動」は、まもなく中国全土に拡散していくことだろう。5年前、習近平総書記が登場した際に、私がこのコラムで予言した「毛沢東時代の復活」が、いよいよ現実のものとなっていきそうだ。

また、習近平総書記が、5年後に引退する気などさらさらないことも判明した。後述する「報告」にあるように、82歳を迎える2035年まで「皇帝」として君臨するつもりなのだろう。そう言えば、毛沢東主席も、82歳で死去するまで、共産党主席のポストを手放さなかった。




開幕当日、私は朝から、インターネットで中国中央テレビ(CCTV)の生中継を見ていた。特別番組は開幕の1時間も前から始まり、がらんとした人民大会堂の「万人大礼堂」を映し出した。

「壇上に花壇なんか置かないのが、習近平時代のこの5年間のやり方なのです」とアナウンサーが吹聴する。2012年12月に習近平総書記が発令した「八項規定」(贅沢禁止令)を意識しているのだ。「八項規定」の第一項で簡素化を謳い、花壇などを壇上に飾ることを禁じている。

テレビカメラが、万人大礼堂に掲げられている紅い横断幕を映し出す。そこには紅くこう書かれていた。

〈 偉大で栄光、正確な中国共産党万歳!
初心を忘れず、使命を心に刻み、
中国の特色ある社会主義の偉大な御旗を高く掲げ、
全面的な小康社会(ややゆとりある社会)の建設を戦い抜き、
新時代の中国の特色ある社会主義の偉大なる勝利を奪取し、
中華民族の偉大なる復興という中国の夢の実現のため、たゆまず奮闘しよう!〉


「八項規定」は、その第一項で、横断幕を掲げることも禁じているが、都合のいい部分は無視するというのが、この政権の特徴である。

ちなみに「八項規定」は、その第二項で長い会議も戒めているが、この日、習近平総書記が行った「報告」の演説は、3時間20分に及んだ。本人も後半には、さすがに疲れてきたようで、草稿に書かれた単語を読み間違えて、再度読み直したりしている。

その内容も強烈だった。2大キーワードは、「社会主義」と「偉大」。それぞれ数えてみたら、139回と70回も連呼していた。まさに、「中国は習近平総書記が治める偉大な社会主義の国」ということを言わんとした3時間20分だった。


▪️ジョージ・オーウェルが描いた世界

この習近平総書記の一世一代の重要演説を最後まで聞いていて、習近平総書記が思い描くような「中国の夢」が実現した暁には、中国はいったいどうなってしまうのだろうと不安を覚えた。

従順な国民にとっては生きやすいが、少しでも逆らえばお上の逆鱗に触れる社会――1948年にジョージ・オーウェルが描いた『1984』の世界そのものではないか(以下、カギかっこ内の訳文はハヤカワ文庫版『一九八四年』を引用)。

習近平総書記というビッグブラザーに抱かれた14億中国人民。「戦争は平和なり、自由は隷従なり、無知は力なり」と説く真理省が、中国共産党にあたる。「党中枢委員」は黒い制服を着ているが、8900万中国共産党員は「紅い帽子をかぶる」(習総書記の教えに従順になる)ことが奨励されている。

もしもビッグブラザーに逆らうと、「ただ人の姿が消えるだけ。登録簿から名前が削除され、その人間がそれまで行ったことすべての記録が抹消される」。こうした社会で暮らしていると、「自分を表現する能力を失ってしまうばかりでなく、元々言いたかったことが何であったかさえ忘れてしまう」と、オーウェルは記している。

習近平総書記が3時間20分もかけて何を語ったのか、その「壮大な夢」の全文を訳出してお届けしようと思っていたのだが、なにせA4用紙でびっしり25ページにも及び、あまりに長い。それに同じことの繰り返しだったりもする。そこで前文のみ全訳し、13項目に分かれた本文は、要旨のみ訳す。

それでもかなり長くなってしまったが、ご寛恕願いたい。空疎と思われる部分は読み飛ばしていただいても構わない。


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コメント
この記事へのコメント
一党独裁だとどうしてもこうなるかな7人で
14万人を引っ張って行くって想像が出来ない現状ですよ、逆に考えれば一党独裁政権じゃなきゃ内乱だらけだろうな
インドも13万人もいるからな、インドはトランジットで寄るのがほとんどでしたが両国共通点って考えると
貧困層が非常に多い
農業国家で有ったって事かな子供が確実に働き手になるから人口が増えたのですかね

2017/10/31(火) 10:12:31 | URL | EGUTI YOUSYKE #-[ 編集]
EGUTI YOUSUKEさんへ:一党独裁も、階級制度も
EGUTI YOUSUKEさん、こんばんは。

> 一党独裁だとどうしてもこうなるかな7人で
> 14万人を引っ張って行くって想像が出来ない現状ですよ、逆に考えれば一党独裁政権じゃなきゃ内乱だらけだろうな

日本の近未来が見えるような状況で気がかりですが、民主化したからといって内乱状態になるものでもないと思います。
やり方によりますよね。
今のような、権力のあるものが、弱者の臓器を奪ってまでも延命を図るような構造は長く続かないと思いたいですね。

> インドも13万人もいるからな、インドはトランジットで寄るのがほとんどでしたが両国共通点って考えると
> 貧困層が非常に多い
> 農業国家で有ったって事かな子供が確実に働き手になるから人口が増えたのですかね

インドの階級制度は、日常の隅々まで浸透していて社会の動きを強烈な力で抑えています。
インディラ・ガンディー首相の時代には、下級層の人々に対する強制避妊手術(中国でもありましたね)まで実施されたりしてましたが、支配者層と最下層民では教育からして違います。抜けられないようになっているわけで、この制度がどれほど国の力を削いでいるかを考えると気が遠くなりそうです。
これらの人々には過去20年の経済発展の恩恵は届いていません。
我々の想像を絶する世界がまだまだ続いています。
2017/11/01(水) 12:01:54 | URL | yokoblueplanet #-[ 編集]
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