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小出裕章コメント「原発の地下に地震の巣を発見  もしもの場合は日本中に放射能が撒き散らされる」週刊現代3/5号
小出裕章コメント「原発の地下に地震の巣を発見  もしもの場合は日本中に放射能が撒き散らされる」週刊現代3/5号

独占インタビュー:原発の地下に地震の巣を発見
   もしもの場合は日本中に放射能が撒き散らされる

そのとき日本は破滅する?
福島第一原発 直下型地震」を予測する東北大学教授に聞く

  「福島第一原発の地下を震源とする、M7クラスの直下型地震が起きる可能性があります。この揺れに耐えられるよう、早急に原発施設の耐震強度を上げるなどの対策が必要です
  こう警告するのは、東北大学「地震・噴火予知研究観測センタ-」趙大鵬教授である。

  趙教授は中国北京大学理学部を卒業後、東北大学大学院で博士号を取得。’91年から7年間は米国カリフォルニア工科大学などに留学、その後に愛媛大学教授を経て、’07年から現職と云う経歴の地震学者だ。

  その趙氏を中心とする東北大の研究グループが最近、欧州各国の地震学者らで構成する機関「欧州地球科学連合」の学術誌に、衝撃的な論文を発表した。「地震波トモグラフィー」という最新の科学を用いた研究の結果、福島第一原発付近の地下にM7クラスの大地震を引き起こす“地震の巣”がある可能性が出てきたというのだ。

  以下、趙教授に話を聞いた。

いますぐ耐震強化の施策を

  「地震波トモグラフィー」とは、地震派が伝搬する時間を計って地球内部の構造を画像化し、これをもとに地表から地下200kmまでの地層構造を解析するものです。

  医療分野における「CTスキャン(コンピュータ断層撮影)」を思い浮かべてみてください。CTスキャンで身体の内側を診るように、地球内部の構造を画像化するのです。
  その結果、福島第一原発近くに、異変があることが分りました。

  私たちのチームは昨年4月11日に起きた東日本大震災の余震と見られている「いわき地震」(M7)の調査・研究をしていたのですが、その際、すぐ近くの福島第一原発地下の地層も一緒に調べてみました。

  すると、M7の地震が起きたいわき市の地下と、原発の地下の構造が、非常に似ていることが分ったのです。構造が似ている以上、同じ規模の地震が起きる恐れが十分にあります

  その地下の構造とは、どんなものなのか。

  まず、福島県の沖合では、太平洋プレートが毎年7~10cmの速さで日本列島の下へと潜り込んでいます。このとき、プレートとプレートの境界面では、摩擦熱と高圧力が発生します。

  太平洋プレートは、もともと海側のプレートですから、岩盤の中に大量の水分を含んでいます。その水分は摩擦熱と圧力によって地表へ向かって上昇していき、やがて活断層へと浸潤していきます。これが、地震を引き起こすのです。
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  超教授は分りやすい例えとして、親指と中指を摺り合わせて弾く、いわゆる”指パッチン”の動作をして見せた。
  指が乾いているときは摩擦が大きいので滑りにくい。しかし、指を水に濡らすと摩擦が小さくなり、滑ってしまう。これと同じことが、原発近くの断層で起きる可能性があるという。

  先ほどの「地震波トモグラフィー」による画像を解析した結果、福島第一原発の地下に、巨大な水柱のようなものがあることが分っています。この水が、近くにある「双葉断層」という活断層に入ると、断層が滑って直下型地震が起きる可能性があるのです。

  実は、これと同じ原理で発生した地震のひとつと考えられるのが、’95年の「阪神・淡路大震災」(M7.3)です。阪神・淡路大震災でも、われわれの解析では、震源周辺に大量の水が存在していたことが分っています。水がフィリピン海プレートとの摩擦面から活断層まで上昇、断層が滑って直下型地震が発生した、と考えられるのです。
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超教授によれば、阪神・淡路大震災以外にも、’05年の「福岡県西方沖地震」(M7)、’08年の「岩手・宮城内陸地震」(M7.2)という二つの直下型地震も、同じメカニズムで起きている。実は水の力によって断層が滑る現象は、以前から地震・火山学者の間では良く知られた事実だという。

  今回想定している地震は直下型なので、津波の心配はありません。しかし、3.11の大震災の直後にいわき地震が起きている以上、同じメカニズムにより、双葉断層でも地震が起きる可能性はあるのです。

  東京電力には、地震に備えた大震強化の施策をお願いしたい。私たちの研究論文は、政府の地震予知連絡会にも報告されていますから、東電も読んでいると思います。

1331体の燃料棒が飛び出す

  超教授が警告する双葉断層は、昨年6月の段階で政府の地震調査委員会でも、「立川断層帯」(東京~埼玉)、「糸魚川~静岡構造線断層帯の牛伏寺断層」(長野県)と並び、「地震発生の可能性がたかまっている」と想定されていた活断層だ。

  政府の想定では、双葉断層で起こる可能性がある地震の規模はM6.8~M7.5。仮にM6.9の地震だとしても、福島県沿岸部では震度6強以上の揺れが想定されている。

  考えてみてほしい。阪神・淡路大震災で、高速道路の高架を薙ぎ倒したような強い揺れが、事故を起こして半壊した原発の直下で起きるのだ。

  京都大学原子炉実験所の小出裕章助教はこう危惧する。

  「特に心配なのは、福島第一原発4号基の燃料貯蔵プールが倒壊することです。4号機は3.11の当時、定期点検中で、炉心にあった燃料をすべてプールに移していました。そのため、今4号機のプールの底にある使用済み燃料棒は1331体にもなります。これは、通常時に炉心にある燃料棒の2.5倍にもなる。

  もしもプールが倒壊して燃料棒が外に飛び出してしまったら、これまで3.11以後に放出された放射性物質の、実に10倍以上の量が大気中に放出されることになります

  現実となれば、少なくとも東日本は壊滅。しかも、燃料棒が飛び出して10倍の放射性物質を撒き散らすくらいなら、“まだマシ”と言えるかもしれない

  「使用済み燃料棒が、保管用のラックから抜け出て完全にむき出しになれば、いわゆる「再臨界」が起こって核分裂反応が始まり、完全に“お手上げ”となります」(原発に詳しい科学ジャーナリスト)

  その場合、放射性物質は日本中に拡散し、今度こそ“死の国”と化してしまうだろう。政府は原発事故の「収束宣言」をしているが、冗談ではない。大地震直撃による破滅の危機は、いまや目前に迫っている。

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テーマ:原発事故 - ジャンル:ニュース

コメント
この記事へのコメント
マッチポンプ
「例えば、東海村近くの今まで知られていない活断層もストレステストに考慮すべき」と云った某国営放送局の朝のニュースの直後に、東海村で震度5弱の地震???。コレじゃ、反原発団体が起こしたマッチポンプ的地震みたいですよね。
笑うしか無いのですが、もしも震度8とかだったらどうすんねん。
って、言いたい!。
2012/03/01(木) 21:44:38 | URL | MK #c5NzTaeA[ 編集]
本当に「どうすんねん?!」: マッチポンプ
MK さん、こんばんは。

> 「例えば、東海村近くの今まで知られていない活断層もストレステストに考慮すべき」と云った某国営放送局の朝のニュースの直後に、東海村で震度5弱の地震???。コレじゃ、反原発団体が起こしたマッチポンプ的地震みたいですよね。
> 笑うしか無いのですが、もしも震度8とかだったらどうすんねん。
> って、言いたい!。

毎回地震が茨城、福島、M5+が来る度にヒヤヒヤしてます。
原発の再稼働しか考えられない頭って、脳みそはどんな色してるんだろう?
あり得ないことを考えたくなります。。。
2012/03/02(金) 00:17:24 | URL | yokoblueplanet #-[ 編集]
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