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小出裕章「ガレキ広域処分「一刻も早く、汚染地に専用の焼却炉を作るように求めるべきだ」2012.3.21.(MBS たね蒔きジャーナル)
小出裕章「ガレキ広域処分「一刻も早く、汚染地に専用の焼却炉を作るように求めるべきだ」2012.3.21.(MBS たね蒔きジャーナル)

小出裕章非公式まとめ」&「ざまあみやがれい!」経由:

番組内容:・ガレキの広域処理
放射能に向き合うときの原則。なるべくコンパクトに集めて、その場で閉じ込めるということ。
・愛知県のガレキ処理について
・神戸市のガレキ焼却灰の処分方法について
・広域処理は、フィルター等の取り付け、灰を東電に返す、という2つの条件なければやってはいけないという小出裕章氏の考え方。

20120321 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章


ガレキ広域処分問題「フィルター等を取りつける、焼却灰は必ず東電に返す、その2つの条件が満たされない限りはやってはいけない」小出裕章3/21

水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章さんに伺います。小出さんこんばんは」

小出「こんばんは」

水野「よろしくお願いします」

小出「よろしくお願いします。」

水野「え…東京には近藤さんです。

近藤「はい。よろしくおねがいしまーす」

小出「近藤さん、こんばんは。よろしく」
近藤「どうもー」

水野「えー、リスナーの方々からたくさんのご質問が、このスタジオに届いているんですが」

小出「はい」

水野「圧倒的に多いのはガレキの受け入れ問題に関してです」

小出「はい(苦笑)。」

水野「で…受け入れ反対という声が非常に強くてですね。」

小出「はい」

水野「例えば、ラジオネームせんべいたべたいさん、こんなふうにおっしゃってますね。このかたは震災後海外へ避難したかたなんだそうです。そういう思いをしていらっしゃるかたのご意見なんですが」

小出「はい」

水野「がれきをまあ、全国で今、受け入れて処理してくれというのが政府の要望ですが。こうした形で全国でガレキを受け入れてしまうと、日本全体が被曝をするということにも繋がるでしょうし、結局汚染の少ない土地や建物もなくなってしまうんじゃないでしょうかと、いう、ご意見をいただきました。え…そして、ラジオネームおやじまんさんという方はですね、小出先生にこういうふうに聞いていらっしゃるんです。今、国が進めているガレキの受け入れ、全国の自治体でやってくださいと、いうこの処理の仕方について、小出さんからご覧になって、問題ないと思えるような状況でしょうか? ってうふうに聞いていらっしゃいます。いかがでしょう」

小出「うーんと私はもう何度もお伝えしたと思いますが、」

水野「ええ」

小出「今、日本の国がやろうとしていることは正しくないのです。

水野「はい」

小出「はい。放射能に向き合うときの原則というのは、なるべくコンパクトに集めて、その場で閉じ込めるというのが、放射能に向き合うときの原則なのです。」

水野「はい」

小出「で今日本の国は、え…全国にまずばら撒くということを言ってるわけですから、もともと原則に抵触して、います

水野「はい」

小出「で…それも、既存の焼却施設で燃やしてしまえと言ってるわけですから。そんな既存の焼却施設は放射能に対する抗力はもともと無いような施設ですから。

水野「ええ」

小出「そんなことはやってはいけない、のです。え…そして出てきた焼却灰も、それぞれの自治体で埋めてしまえと言うようなことを言ってるわけで。

水野「はい」

小出「それも、そんなことはやってはいけないことなのです

水野「ええ」

小出「ですから、国の今のやり方を受け入れるなんてことは到底認めてはいけません

水野「ふむー。しかしながら、え…」

小出「はい」

水野「燃やすということについては……燃やすべきであるという」

小出「はい」

水野「のが、小出先生のお考えですよね」

小出「はい。えーっと…」

水野「国のやりかたとは違ってですよね」

小出「そうです。国のやり方には私は明確に反対だと言ってるわけですが。今のガレキをこのまま放置しておくと、え…その、放射能ってのは移動していますので、え、ガレキから汚染が周辺に広がっていってしまうし。」

水野「はい」

小出「子供たちがまた、被曝をしてしまうという事になりますので。え…ガレキは早急に始末をつけなければいけません。」

水野「はい」

小出「え…その方法の1番いいのは、それぞれの汚染地に専用の焼却施設を作ってそこで焼くというのが本来のやり方です」

水野「ええ」

小出「はい。ただしこのにほ…でたらめな日本という国がですね、一切それをやらないまま、」

水野「そうですね」

小出「全国にばらまこうとしている、のですね。ですから本当にけしからんことだと、私は、思いますし。一刻も早く、その汚染地に専用の焼却炉を作るように求めるべきだと、思います。

水野「まずは、汚染された土地で専用の焼却場を国が作らなければいけないってことですよね」

小出「ええ。本当なら東京電力に作らせるわけですけれども」

水野「そうですよね」

小出「はい」

水野「東京電力、国がやはり作るべきだというのを」

小出「はい。そうです」

水野「が、小出さんのお考え」

小出「そうです」

水野「あの…1つ愛知県の…やり方をご紹介したいと思います。」

小出「はい」

水野「これはガレキの受け入れのためにですね、中部電力の火力発電所のある敷地の中に、焼却施設を建設する、そしてまたこの火力発電所の敷地の中に、焼却してできた灰の埋立地もそこに求めると。いう考えを示して、いるんだそうです。」

小出「はい」

水野「中部電力はこれ受け入れるかどうか、検討中なんですけれども」

小出「はい」

水野「こういうやり方が1つ出てきました」

小出「はい」

水野「どう思われます?」

小出「ええと、まずですからそれより前に、」

水野「はい」

小出「ええ…中部電力のところまで移動させるだけでも、ガレキを移動させるだけでも、大変なわけですから

水野「そうか…そうですね。」

小出「現地に作るというのがまずは、原則だと思います。」

水野「うーん。じっさいにこの、火力発電所のある自治体では、いやここは漁業や農業が盛んなので」

小出「はい」

水野「市民の理解を得るのは非常に難しい、ハードルが高いというふうにおっしゃって、いるようです」

小出「はい」

水野「まず、え…このガレキを移動させるだけでも、そこに放射性物質を、その移動距離でばらまいてしまう、ことになるわけですね?」

小出「ええ…まあ…全部ばらまくわけではありませんけれども。移動させればもちろんエネルギーもいるし、被曝をもちろんしながらになってしまうわけですから」

水野「ええ…」

小出「本来であればなるべくやらなければいいこと、なのです」

水野「ふーむ」

小出「ですから何度も…聞いていただいているけれども。現地でやるというのが原則、です。え…ただ、でたらめな日本の国がそれをやらないで。」

水野「はい」

小出「今現在も子供たちを中心に被曝が進んでしまっているわけですから。私はとにかくそれを一刻もはやく何とかしたい、と思っています。

水野「はい」

小出「で…そのためには全国の焼却施設で受け入れることもやむを得ないと私は、度々発言してみなさんから怒られている…」

水野「(笑)」

小出「わけですけれども。でもそれも、今まで通りの焼却施設で焼いていいなんてことは一度も言っていないのであって」

水野「ええ」

小出「え…放射性物質が飛び散らないように、きちんと排気系にフィルター等を取り付けてはじめてやっていいと、私は言って、います」

水野「はい」

小出「え…そういう運動こそ、みなさんが本当はすべきなんであって。え…単に拒否をするというようなことをしてしまえば、汚染地の子供たちが被曝をしてしまいます。」

水野「はあ…このフィルターについてもですね、ご質問がいくつかございました」

小出「はい」

水野「あの、バグフィルターを付けたら放射性物質のほとんどが取り除けるというふうに小出さんおっしゃいましたけれども」

小出「はい」

水野「いや、あんまり効果はないということをいう人もいらっしゃるそうです」

小出「はい(苦笑)。それを」

水野「心配なんですけどと。ええ」

小出「要するに現場でテストすればいいんです」

水野「まず、テストですね」

小出「はい。やってみればいいだけのことであって。うじゃうじゃ議論をしている段階ではありません。」

水野「はい。近藤さーん」

近藤「はい。」

水野「いかがですか?」

近藤「あの…いずれにしても、あれだよね。その、北朝鮮が、何だ、ミサイルを発射するのに何百億のカネがかかる、それで食料がどれだけまかなえるかみたいな記事が今日出ていましたけどね。同じ理屈でね、本当に日本の国防予算を考えたらね、この焼却施設なんて僕は簡単にできるとおもうんですよ」

小出「本当ですね」

近藤「うん。あのー、やっぱりその、安全・安心というものは何をもって言ってるのかっていったときに、もうすでにこういう事態になってるところへお金を使わずして、うーん、なんか外へ向かって安全・安心言ったって、何なんだろうなって気がしますねえ」

小出「はい」

水野「私、先日福島市内の方とお話した時も、市民のかたの中に、早く焼却施設を、専門の焼却施設をどんどん作ってくれればいいのにと。いう声を聞きました

小出「はい」

水野「ただ、これはなかなか、国に大きな声となっては届いて無いですよね。こういう考え方って

小出「国が知らん顔をしてるんですね」

水野「うーん。本来国のほうから動くべきですね」

小出「そうです」

水野「はあー。また、東電もそうした動きは見せておりませんよね。」

小出「そうですね。無責任な人たちですね」

水野「うーん。あの…もう1つ、神戸市の考え方について伺いたいんです。」

小出「はい」

水野「神戸市はガレキの受け入れについて、ま、あの、受け入れるとしたら焼却した灰を…海を護岸で囲った埋め立てにしようと考えているんだそうです」

小出「はい」

水野「で…そのやり方で、国に安全基準を示すように要望書を出しました」

小出「はい」

水野「たしかあの、海に放射性廃棄物は捨ててはいけないんだと、」

小出「そうです」

水野「国際的に決まってるんですよね」

小出「はい」

水野「しかし、この場合護岸で囲うという、その…水に直接、海水に直接、触れさせないということであれば……。どうなんでしょう。どう思われます?」

小出「(苦笑)直接海に捨てるよりはいいとは思いますけれども

水野「ええ」

小出「私はこれも、この番組でも聞いていただきましたけれども」

水野「はい」

小出「もともと、焼却灰にある汚染物質というのは、東京電力の所有物なのですから

水野「ええ」

小出「それぞれがもう引き受けてしまうのではなくて、東京電力に返すように、考えるべきだと思います」

水野「んー、そこのところが、あの、今見ておりますと。みなさん、まあ国がそうさせてるんですけども、ガレキを受け入れるか受け入れないかという2者択一を迫られているようでですね。」

小出「はい」

水野「あの…燃やすことについては、条件付きでやれることはやれるけれども。埋めるのは、だめなんだと。いうようなこの、分離して作業を考えるという考え方は、おそらく他ではなかなかなされていないんではないでしょうか」

小出「ええっと。私はその…も、燃やす…ことを引き受けるときには、ちゃんとフィルター等を取り付けなければいけないということをまず第一の条件にしているわけですし」

水野「はい」

小出「次に焼却灰は必ず東京電力に返すということを第2の条件にしているのです。その2つの条件が満たされない限りはやってはいけない、と私は思います」

水野「そうか…つまり、あの、受け入れてしまうと今は、その自治体が、え…灰を埋めるところまで受け持つという」

小出「そうです」

水野「という、セットにパッケになってる話

小出「そうです」

水野「なんですよね?」

小出「そうです」

水野「しかしながら、出口のところを国がちゃんと責任を持たないまま、

小出「はい」

水野「自治体に受け入れるかどうかを迫られているという

小出「そうです」

水野「この格好になってるのがおかしい…というお考えですね」

小出「そうです…そうです。」

水野「はあー…。それってあの、ずっと言われてきました、原発はトイレのないマンションって言われてましたでしょう?」

小出「はい」

水野「なんか、それと似てますねえ?

小出「ずうっとですね。」

水野「出口がない」

小出「国のやりかたが一貫してるのです」

水野「ああ…そういうことですね」

小出「はい。」

水野「ガレキについても出口がないまま、入り口だけ開けろと

小出「はい」

水野「言われて、それに、皆が悩んでいるというのが、見えてきますね」

小出「はい」

水野「はい。どうもありがとうございました」

小出「はい。ありがとうございました」

水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章さんに伺いました」

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テーマ:環境・資源・エネルギー - ジャンル:政治・経済

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