Yoko's 人生=旅 on this Blue Planet
高速回転中の青い惑星地球、負けじと走り回る一人の記録。
番外編:カリフォルニア(612): Bear Valley, CA (4)
2016.4.14.:太平洋岸へ出るため5号線沿いにあるコルサ郡ウィリアムズ (Williams, Colusa CO., CA) から、20号線で山道を約2時間(130km)走行予定。160万年前の火山が浸食されて現在のこの特異な形になったサッター・ビュート (Sutter Butte) を後にして、20号線を西へ向かう。

ウィリアムズの果樹園や季節の水田を抜けて一山超えるとベア・ヴァリー (Bear Valley) :幹線道路から谷の奥へ入る小道に入る。去年は比較的降雨量があったので、全体的に野草の状態は前年に比して良好だったが、種類によってはまったく良くなっているとは見えないものもあった。(今年-2017年-は「多過ぎる」とも言える雨量のために、至る所で土砂崩れが起きており、倒木問題と絡んで大きな問題になっている。)

すぐドロドロになりそうな蛇紋岩混じりの地層を見せる崖に咲いていたカリフォルニア固有種のパーディのオニオン (Purdy's Onion) 、学名:(Allium fimbriatum var. purdyi) 。限定された場所にしか無く、絶滅危惧種に指定されている。

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多年草で、背丈は25cm前後が多かった。乾燥気味の水はけの良い崖や平地に見られるが希少。

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乾燥しているためあまり背丈の無い草やマメ科のヴェッチ (Vetch) などと混在していた。

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番外編:カリフォルニア(611): Bear Valley, CA (3)
2016.4.14.:太平洋岸へ出るため5号線沿いにあるコルサ郡ウィリアムズ (Williams, Colusa CO., CA) から、20号線で山道を約2時間(130km)走行予定。160万年前の火山が浸食されて現在のこの特異な形になったサッター・ビュート (Sutter Butte) を後にして、20号線を西へ向かう。

ウィリアムズの果樹園や季節の水田を抜けて一山超えるとベア・ヴァリー (Bear Valley) :道路沿いの土手には、外来種の燕麦に似た野草が茂り、その中に前出のフットヒル・ペンステモン (Foothill Penstemon) 、学名:(Penstemon heterophyllus) やコモン・ウーリー・サンフラワー (Common Woolly Sunflower) 、学名:(Eriophyllum lanatum) が居場所を確保している。

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崖は大きな石が混じる直ぐにもガラガラと崩れそうな地層で、隣には根が露出したため倒れた木が黒く風化している。

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直ぐ側にあったフットヒル・ペンステモンコモン・ウーリー・サンフラワーの組み合わせ:こちらのペンステモンの色は赤紫。この花自体が3cm前後あるので、これだけたくさんの花をつけるだけでも目立つ存在だが、花の色調の多様さでも目を引く。

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番外編:カリフォルニア(610): Bear Valley, CA (2)
2016.4.14.:太平洋岸へ出るため5号線沿いにあるコルサ郡ウィリアムズ (Williams, Colusa CO., CA) から、20号線で山道を約2時間(130km)走行予定。

この姿を見ると郷愁を覚えるようになったが、160万年前の火山の名残のサッター・ビュート (Sutter Butte) は特異な形と唯一の高い山なので見逃しようが無い。この山を後にして、20号線を西へ向かう。

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途中、ベア・ヴァリー (Bear Valley) と呼ばれる牧畜中心の谷間を抜けていくのだが、ここの野草には珍しいものも多く、通過する際の毎年の楽しみになっている。

むき出しになっている地層にはこのようなものが多く見られる。

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日当たりが良く水はけの良い場所を好むフットヒル・ペンステモン (Foothill Penstemon) 、学名: (Penstemon heterophyllus) は、旱魃にも強い多年草で、寿命は長く、30年前後あるそうだ。花の長さは2−3cmあり、一株から何本も花茎が出るので、満開の時にはよく目立つ。

花の色は明るいブルーから濃いめの紫まで幅がある:一昔前、これまで紹介してきたマウント・ハミルトンで珍しい空の青のような色の株を見つけた。その色は一株だけで、他は今日紹介している色だった。毎年咲いているのを確認していたが、ある年、崖の補修のための道路工事が始まり、工事終了後、この青い花をつける株は消えてしまった。

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ルイス&クラーク探検隊がアイダホ州で1806年に標本採取をした記録がある、ヒマワリの仲間の多年草、コモン・ウーリー・サンフラワー あるいはオレゴン・サンシャイン (Common woolly sunflower | Oregon Sunshine) 、学名:(Eriophyllum lanatum) 。

北米に広く分布:水はけがよく、日当たりの良い場所を好む。背丈は30〜60cmほど。細かな毛が葉や茎を覆っていて、全体に灰色がかった緑色をしているが、中には、毛が無いものもある。

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番外編:カリフォルニア(609): Mt. Hamilton to Patterson, CA (34) 最終回 ➡️ Bear Valley, CA (1)
2016.4.13.:ヨセミテ国立公園 (Yosemite National Park) の麓の町で開催されたロデオ大会 (Rodeo) 後、一旦、サンノゼ (San Jose, CA) に戻り、13日から再度野草観察のために出かける。今回は、毎年野草をチェックする近くの山、ディアブロ山系 (Diablo Range) に属する標高1,300mのマウント・ハミルトン (Mt. Hamilton) を越えて東側へ抜ける。

前記事の谷間の間の低地に近い山の崖の縁からさらに進み、後一山越えればパターソン (Patterson, CA) と云う地点でネギの仲間に遭遇:この仲間には珍しい(?)しっかりした太めの茎に赤紫の花。

蛇紋岩の土壌を好むマウント・ハミルトン・オニオン (Mt. Hamilton Onion) 、シャースミスのオニオン (Sharsmith's Onion) と呼ばれる学名:(Allium sharsmithiae) か?!この山の周辺地域でしか見られない希少種の可能性大。

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花茎の断面は丸、中は空洞ではない(とは云え、切って見るわけにはいかない)。背丈は20cmほどで、花の形状は壺型。
花の色は赤紫。シベ、花粉は黄色。。。間違いないと思われる。

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翌日の2016.4.14.:前日、ネギ科の植物を見たのを最後に、4時間ほど運転して太平洋岸へ出るための20号線のジャンクションのあるコルサ郡ウィリアムズ (Williams, Colusa CO., CA) 泊。山道から幹線道路の5号線に入り、ウィリアムズまで約2時間(150km)の運転。

20号線も相当な山道で、海岸部まで130km、約2時間の運転になる。サクラメント・ヴァリー (Sacramento Valley) にあるウィリアムズ一帯は水稲栽培を含む大農業地帯で、この時期は冬場乾燥していた「水田」に水を張りお米の栽培の準備をする時期だ。冬場に越冬していた水鳥たちがいた鳥獣保護区の「湿地帯」は一部を除いて水が迂回され、草原になる。

人口は6,000前後なので、特に冬場はヒトよりも水鳥の方が「圧倒的に」多い。町の名前は、1876年に区画整理をしたW.H. ウィリアムズ (W.H. Williams) に由来する。

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そんなウィリアムズで目印となるのが、平坦な大地にニョキッとそびえ立つこのゴツゴツした形のビュート:160万年前の火山の名残だそうで、名前はサッター・ビュート (Sutter Butte) 。一番高い地点でも647m+しかないのだが、高いのはこの山だけなので、目立つ。

世界で一番小さい山系と呼ばれるこのサッター・ビュートの円周は約16km。
サッターと云う名前は、往時のメキシコ政府からメキシコ国籍を取得することを条件に居住権を得たジョン・サッター (John Sutter 1803-1880) に由来する。サッターはドイツ生まれのスイス人パイオニアでゴールド・ラッシュ時代に財を成した人物だ。

当時のカリフォルニアはメキシコの領地で、現在の「下の」バハカリフォルニア (Baja California) に対して「上の」カリフォルニアアルタカリフォルニア (Alta California) と呼ばれていた。サッターがメキシコ国籍を取得し、所有権を許された土地の面積は48,827エーカー (197.60 ㎢) :メキシコ政府は、10万を超える先住民やロシア、イギリス、アメリカ人の統治管理に手こずっていたため、サッターがメキシコに有利になるよう働く存在になることを期待していた。

サッターは現在のカリフォルニアの州都、サクラメントの元となるサッター砦 (Sutter's Fort) を構えた人物でもある。しかし1846年にはメキシコとアメリカの間に戦いが勃発し、メキシコは「アルタ・カリフォルニア」を失うことになる。
この時代に活躍したもう一人の人物、ジョン・C・フリーモント (John C. Fremont - 1813-1890) とともに、「サッター」と云う地名は、通りの名前も含めて多い。

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番外編:カリフォルニア(608): Mt. Hamilton to Patterson, CA (33)
2016.4.13.:ヨセミテ国立公園 (Yosemite National Park) の麓の町で開催されたロデオ大会 (Rodeo) 後、一旦、サンノゼ (San Jose, CA) に戻り、13日から再度野草観察のために出かける。今回は、毎年野草をチェックする近くの山、ディアブロ山系 (Diablo Range) に属する標高1,300mのマウント・ハミルトン (Mt. Hamilton) を越えて東側へ抜ける。

一旦谷間に出た後、さらに低地に向かう山の崖の縁に、特に背の高い草が生い茂っている場所があった。カリフォルニアの州花、カリフォルニア・ポピー (California Poppy) の姿も見える。その中に、背丈が1m近くあるデルフィニアムが何本も混じっている。

カリフォルニア固有種のフットヒル・ラークスパー (Foothill Larkspur) 、学名:(Delphinium hesperium ssp. hesperium) と思われるのだが、どうも様子が違う。

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同じくカリフォルニア固有種で、開発で数が極端に減少してしまっている種類の可能性もあるかと思うだが、100%条件が合致するわけではない。背丈は85cm前後になるのでその点や葉の形状は良いのだが、花の形状が完全に合致しない。
バイロン・ラークスパー (Byron Larkspur) 、リカーヴド・ラークスパー (Recurved Larkspur) 、あるいはヴァリー・ラークスパー (Valley Larkspur) と呼ばれる学名 (Delphinium recurvatum) かも知れないが、確定できず。

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近づくと草に触れてしまうので接写を躊躇う、理由は吸血鬼のダニ。春先は産卵期になるので特に注意しなければならず、恐ろしい病気のことを考えると、戦々恐々となる。

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